トリドリなストーリー 6
とうとう本日発売ですね。
2年7ヶ月ぶりのアルバムと成ります。
「トリドリ」なストーリー
今日もお話しますね。
『バネのうた - feat.甲本ヒロト』を割愛させて頂き
まずは『最低な夜のあと』
なんてタイトルなんだと言われましたが
決して後ろ向きではないのですよ。
この曲は、我らがゲイリー
大西省吾さんに作曲して頂きました。
今まで編曲をして頂いた事は在りますが
彼の作った曲を歌わせて頂いたのは初めてに成ります。
出逢ってから8年。
共に音を合わせ始めて7年。
こういう風に御一緒出来るのは
とても感慨深いです。
今回の制作過程で
一番最後に作詞をした曲。
このアルバムの集大成
そして今の私、そのままを歌詞に出来た様に思います。
今まだこうして音楽を仕事として続けられている事は
決して当たり前の事ではなく
自分でも信じられないなと感じる瞬間は沢山在ります。
勿論悩みは尽きないですし
不甲斐なさを感じる事ばかり。
あの時ああしていれば
こんな風に物事を考えられたら
こんな事が出来る人で在れたら
そう思う事ばかりですが
こうして、日記を書けている事
アルバムをリリース出来ている事
沢山の方々に協力して頂いている事
沢山の方々に応援して頂けている事
とても嬉しく思うのです。
こんな私も悪くない、と
自然に思える事がやっと出来る様に成りました。
とても素直に言葉を書けました。
自分にとってとても大切な曲に成りそうです。
そして最後の曲『春の約束』
この曲も亀田誠治さんに作曲して頂きました。
「ライブの最後に似合う、
どんな会場でも、扉の前にいる人まで届くような曲を」
というリクエストを叶えて頂きました。
歌詞制作で言えば
確か「crying」の後だったかと。
織田さんには、その制作の時に"織田作詞教室"を開いて頂き
改めて色々に気が付かせて頂きました。
制作が始まって「脱力しなければ」と、また変に力が入ってしまっていた事にも気が付けました。
"脱力"という今回のテーマを改めて体現しながら
向き合えた歌詞です。
ここからの制作総てに良い作用を齎した様に感じています。
亀田さんの曲がとてもストレートなものだったので
その良さを生かしつつ
ここで天の邪鬼を発動。
何処かに切なさを表現する事は出来ないかと。
目標は森高千里さんの「気分爽快」。
私なりに表現出来たかなと思っています。
オケの録音は亀田さんと西川進さん。
緊張しながらも
優しくサポートして頂きながら乗り越えられました。
この曲も私の中では
新しい挑戦であり
新しい一面を引き出せたと思っています。
トリドリなシシド・カフカを是非御堪能下さいね。
「トリドリ」
本日から、皆さんの元へお届けします。